睡眠薬を大量にのんで
五寸釘を打ったところにロープを垂らして、首を吊って俺は死ぬ
という話をそううつすけさんは毎日毎日、1日に何度も何度も話す。
その度に私は、
死なないでほしい、死ぬっていう話もつらいから止めてほしいと繰り返すが、繰り返すのも、もうほとほと疲れた。
会社には行かなくていいし、行こうと思わなくてもいいし、休んでればいいから、生きててほしい。
これも、何度繰り返して言ったことか。
もう限界だ。なぜ、聞く耳を持ってくれないんだろうか。
私が死にたい。
というより、逃げたい。
そううつすけさんが、死にたい。と言い続けてることを、通院しているお医者さんに言いたいが、そううつすけさんは言わせてくれない。
隠れたところで私にだけ、死にたいと言い続けるのは、もう、私に対する嫌がらせとしか感じられない。
そううつすけさんに生きてほしい、と誰よりも思ってる私に、わざわざ言うのだ。
死にたい。
いや、死ぬくらいなら逃げたい。
そんなに嫌がらせするくらい私のことが嫌いならば、なぜ、結婚したんだろうか?
なぜ、離婚してくれないんだろうか?
私まで鬱になるくらいなら、離婚して逃げた方が良い気がする。頑張ろうとしたら、きっと共倒れしてしまう。